陶磁美術館鑑賞会 *グループ アートな美

アートな美・名古屋YWCA90周年記念イベント

陶磁美術館鑑賞会「触れてたどる焼き物の歴史 外国陶磁器 第1回」

陶磁美術館

 

2019年以来4年振りとなる陶磁美術館鑑賞会を2023年5月25日(木)に行いました。

視覚に障害がある方 7名、アートな美グループ員 10名と名古屋YWCA90周年記念イベントとして参加して下さった名古屋YWCA会員の2名も同行しました。

午前9時30分に全員集合してリニモに乗って陶磁美術館に行きました。

 

美術館の会議室に用意して頂いた中国の今から5000年以上前から2000年前の貴重な陶器4点が待っていました。

4つのグループに分かれて学芸員の説明を聞きながら触って鑑賞しました。

①白陶鬹(はくとう き) 

 お酒を注ぐ三足の器 新石器時代後期 今から5000年以上前

 

②灰陶鬲(かいとう れき) 

 古代の炊飯器 西周(せいしゅう)時代(紀元前11世紀~紀元前8世紀)(今から3000年前) 黄河中流域(中原)出土か

 

③原始青磁鼎(げんしせいじ てい(かなえ)) 

 古代の祭器 ―古代中国のステータスシンボル

 戦国時代中期(前5-前3世紀)(今から2500年前) 長江流域出土か

 

④緑釉温酒尊(りょくゆう おんしゅ そん) 

 古代の酒器 漢時代(前1~後2世紀)(今から2000年前) 

 黄河中流域(中原)出土か

 

午後からは建築家谷口吉郎の晩年の名作と云われる陶磁美術館建物の特徴を館長の解説を聞きながら鑑賞しました。

館長の解説

タイル

エレベーターの扉

今回は全て三足の陶磁器でした。

5000年以上前の白陶鬹(はくとう き)は形も凝っていてつるつるした手触りに

当時の文化の高さとどんな人たちが作ったのだろうかと想像するばかりでした。

いつも大切な作品を触って鑑賞できることに感謝します。

陶磁美術館は6月中頃から1年9か月閉館し改修工事をして、2025年4月にリニューアルオープンするとのこと。

リニューアル後にまた訪れたいと思いました。

 

 

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