** 愛知県美術館主催 「視覚に障害がある方との鑑賞プログラム」 **
・11/28(木) 10:30~ ・11/30(土) 13:30~
アートな美のメンバーがガイドを務める
愛知県美術館の鑑賞プログラムが行われました。
28日 視覚に障害がある方 7名 アートな美 11名
30日 〃 7名 アートな美 8名
写真は30日の様子です。
愛知県美術館の学芸員お二人から鑑賞の見どころについてお話があり、
始めに全員でブールデルの「力」「自由」「雄弁」「勝利」の4作品を
触れて鑑賞しました。
触って鑑賞することで、材質による感触が全く違うことや、一作ごとの特徴を
学芸員から丁寧な説明を受け、皆さん感嘆しきりでした。
中村直人(なかむら なおんど)作 「防人」
米田 和子作
「藤田嗣治の眼鏡--日本出国を助けたシャーマンGHQ民政官に送った電報を見る」
写真に大きく写る眼鏡のレンズ越しにGHQ、FEC、HAPPYといった電報の文字が読み取れ、藤田の心情が伺われます。
立体コピーを使って鑑賞の補助にしています。
竹村 京 作 「There and Now,kimi shini tamou koto nakare 2」
黒いナツメヤシが美しい作品ですが、これはババグダッドでアメリカ軍の軍用装甲車を、敵に使用されないようにとアメリカ軍が爆破し、周りにいた何もしていない群衆を射殺した現場の写真に触発されて作られたものだそうです。
爆破された装甲車が赤くくっきりと目立ちます。
今回の鑑賞プログラムの作品は皆個性があり、参加された皆さんは作品の力に心が満たされて十分に鑑賞を楽しまれたようです。
他に「将軍の孫」北村西望 作、「包まれた旧ドイツ帝国国会議事堂、ベルリンのためのプロジェクト」クリスト 作などを鑑賞しました。